臨床美術(クリニカルアート)とは、
絵やオブジェなどの作品を楽しみながらつくることによって
脳を活性化させ、認知症の症状を改善するために開発されました。
作品をつくる際は、独自のアートプログラムに沿って、
単に「見る」だけでなく、触ったり、匂いを嗅いだり、
味わったり、音楽を聴いたりしながら手を動かすことで、
全身の感覚を刺激します。
作品づくりに、上手い下手は関係ありません。
「臨床美術士」とのコミュニケーションの中で、
「ほめられる」「共感を得る」ことの喜びを感じながら、
前向きに取り組むことが大切です。
《五感への刺激》と《リラックスできるコミュニケーション》によって、
「脳」が活性化。感性の目覚めや回復、心が解放されることはもちろん、
生きる意欲や潜在能力を引き出すことにも
効果があると言われています。


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長年の実践研究によって開発された、芸術造形研究所による臨床美術のアー トプログラムは、美術に苦手意識を持つ人でも自然と楽しめ、どなたでもその人ならではの表現ができるよう、多くの工夫がされているのが大きな特徴です。その独自の制作過程を通して、新しい物の見方や、アートを介したコミュニケ―ションによる、他者との新たなかかわり方などを発見・獲得することも期待されます。作品をつくるだけにとどまらないアートプログラムの数々は、各種団体・教育機関によって《年齢や障がいを越えた深いコミュニケ―ションが実現する》として着目され、介護実務者や保育者、教育者の養成や研修に導入されています。さらに、大手企業では社内研修やメンタルヘルスケアとしても、近年注目を集めています。
芸術的手法、コミュニケーション術、高い倫理性など、臨床美術に必要な専門的知識と技術を習得した「臨床美術士」による《心を解放する》アートプログラムの導入・実施にご興味のあるご担当の皆さま、ぜひお問い合せください。
■企業内研修として
管理者研修・中堅社員研修・新入社員研修・ファミリーイベント など■自治体の介護予防事業として
認知症対策としての市民向け講座 など■大学・専門学校の新規科目・講座として
美術、教育、福祉系学校の履修科目、
またはオープンカレッジなどの卒業生向け講座 など
■介護、老健施設への職員研修として
コミュニケーション研修・アクティビティプログラム研修・資格取得講座 など
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臨床美術では、今までの「絵の描き方」や「立体のつくり方」にとらわれない、どなたでも自由に楽しく創作できるアートプログラムをたくさん開発しています。臨床美術士は、そのプログラムを実施するための専門的なトレーニングを受けており、日々その知識や技術の向上に励んでいます。実施する際には、プログラムに参加する一人ひとりの個性を尊重し、心からのコミュニケ―ションによって共に制作の時間を過ごし、最後までその方の創作活動をサポートしています。個々人の持つみずみずしい感性や潜在能力を引き出し、生きる意欲が生み出されることを目指しています。
臨床美術のアートプログラムは、個人単位から数十名単位と幅広い人数での実施が可能となっています。また実施場所も特別な設備等は必要ありません。ご興味のある方は、ぜひ一度お問い合せください。 ■じっくりとマンツーマンで臨床美術士と向き合い制作を行いたいお子さま、
心身に何らかの障がいや問題を持ったお子さま など■日々の生活や仕事上で受けるストレスを解消したい方、
うつ病予防をお考えの方 など■認知症予防をお考えの方、認知症の症状改善を目指す方、
またそのご家族の方々 など
「今まで単純に見過ごしていったものが目に止まるようになるんです。葉っぱの色は一枚一枚違うんだとか…風の色は何色なんだろうとか…眠っていた感性がみるみる高まっていくのを感じますよ。」
68歳 男性 経営者
「カラダの疲れは睡眠やマッサージでとれると思うんですが、アタマの疲れはなかなか思うように解消できませんよね。でも、臨床美術を初めて体験した時、作品づくりに集中すればするほどアタマの疲れが自然とほぐれていくような気がしました。
いやぁ、びっくりしました。」39歳 男性 会社員
「私にとって臨床美術は『幼いころに戻してくれるツール』かな。自分にものすごく素直になることができて、深~くリラックスできます。ワークショップが終わるたびに、アタマがスーッとする感じ。ホントに不思議です…」
26歳 女性 会社員
「ダヴィンチクラス、楽しいよね!」「うん、つくるとこが楽しい!」「本物のウサギ見て描いたのが楽しかった!」「うん、イカも本物見て描いたよね!」
「工夫がいっぱいできるから楽しいよね!」「うん、いろんなことを知ることできて楽しいよね!」8歳 女子 小学生 9歳 女子 小学生

